卒業30周年同窓会レポート
西高35回生の卒業30周年同窓会が、去る2013年1月2日姫路キャッスル グランヴィリオホテルにて行われました。当日は同窓生122名と、学年主任であった澄谷先生をはじめ恩師の先生方12名にお越しいただきました。
例年とは異なり、今回は最初にフロア全体を使って全員の写真撮影です。久しぶりの対面ですが、あちこちで「もうちょっと真ん中に寄ってーー」「俺写ってるの?」「はい!チーズ!!」などと、相変わらずの35回生の賑やかさで、全員思わず笑顔になってしまいました。
続いて、残念ながら亡くなった同級生への黙祷の後、恒例の松本章先生のご発声で乾杯、なごやかに会は始まりました。今回の同窓会は、これまでとは趣を変えて、企画モノをなくして歓談時間をたっぷりと設けて行われました。最初はクラスごとに分かれて着席していましたが、時間が経つと皆あちこち動き回り、積もる話に花を咲かせていました。
今年はこれまでなかったクラス別の写真撮影も行いました。3年次のクラスごとに当時の担任の先生を囲んで記念撮影です。下の写真は2組・加藤先生のクラスの撮影のようすです。撮影された写真はすぐさまプリントアウトされ、35回生から寄せられた感謝の色紙に添えて先生方へ差し上げました。
お越し頂いた先生方からは、同窓生に向けておひとりずつお言葉を頂きました。多くの先生方は定年を迎えられていますが、私立の学校などの教壇に立ち続けていたり、神社の神主をされている先生もおられ、教育に対する情熱やご自身のそれまで積み上げてこられたものへの誇り、現役でいることへの熱意などを感じることができました。高校時代は勉強を教えて頂きましたが、今では人間としての生き方、年齢の重ね方をも教えて頂くようになり、いつまでも大切な「恩師」であると痛切に感じました。
また一方では「孫はかわいいです!」「月に一回は妻と旅行に出かけます」などと目を細めてお話になる姿からは、高校時代には見られなかった素敵な家庭人としての一面が窺えました。
【写真】前列左から藤本、宮川、澄谷、上野、谷本、後列左から松本有史、松本章、立松、橋本、石原、加藤、金谷の各先生方
学年主任の澄谷先生には「心構え」という詩を紹介していただきました。
心構え若い頃には昨日のような今日ではいけない今日のような明日ではいけないと努力した
年老いた今は昨日のような今日でありたい今日のような明日でありたいと願うようになった
先生にはご定年を迎えられて、今は穏やかな毎日を送られているご様子がうかがえました。いつまでもお元気でお過ごし頂きたいと思います。
宴たけなわとなり、大谷有(9組)による、大声を張り上げ過ぎてちょっとふらつきながらの指揮で応援歌「鷺山に秋の」の大合唱、重田(8組)による練習なしのぶっつけ本番「三・三・七拍子」と続き、最後は衣笠(4組)が正しい万歳の仕方のレクチャーの後、今後益々の同窓生全員の活躍と恩師の先生方のご健勝、また母校の発展を祈念して高らかに万歳を三唱、会場は熱気いっぱいの中、5年後の再会を誓いおひらきとなりました。
↓「鷺山に秋の」の途中からの動画(Youtube)です。
- 今回は歓談時間がたっぷりとあり、いつも以上に旧交を温め思い出話の尽きない同窓会となりました。私達35回生は、いつの間にか当時の恩師の先生方の年齢を越えてしまっているという事実には驚かされますが、同窓会で先生方のお元気な姿を拝見できてとても嬉しく思いました。先生方にはご多忙中にもかかわらず出席いただき御礼申し上げますと同時に、いつまでもお元気でお過ごしいただきますようお祈り申し上げます。
また35回生の皆さんはこれから迎える生後半世紀の壁に負けないように、5年後にまた元気に集まりたいと思います。各クラス幹事の皆さんには、昨年の夏から準備作業にご協力いただきました。お陰様で同窓会を無事に終えることができました。本当にありがとうございました。
報告:クラス幹事 小西淳一(9組)
(文中名前は旧姓。カッコは3年次のクラス)写真:同窓会当日のクラス幹事による名札の準備作業のようす。名札には出席者の氏名(旧姓)と、卒業アルバムからコピーした若かりし頃の顔写真を印刷しました。現在とのギャップに一部から悲鳴(?)があがる一方、先生方からはすぐに名前が思い起こせてありがたい、とご好評を頂きました。